2012年2月29日

2012年閏年365.2422日

十勝連峰からの日出と憩のカラマツ林

2008年の待ちに待った発売以来、メインとなりサブとなり大活躍中のEX-F1というデジカメ。それは黒くて大きなデジイチのような仰々しさのコンデジだが、画素の低さをのぞけば非常にバランスの良い機種。今でも必要にして充分な機材のため、なかなか手放せずに使っている。そんなコンデジの親分のようなデジカメの日付表示が変になった。良くあることかも知れないが、日付を覚えなくなってしまったのだ。

こういう症状なら通常は内蔵電池を疑うのかもしれないが、いつぞやサポートセンターで「EX-F1に内蔵電池はナイので交換は要らない」とのような話を聞いた。ならばそれは「電池がないだけでコンデンサにでも充電しているのか」などと思いながら、あまり気にすることもなく今日に至った。そして本日2012年2月29日、電源を立ち上げるたびに2008年1月1日とリセットされる現象が起こった。

いずれにしても、今日は2月29日という特別な日なので「ひょっとして閏年特有の現象かも知れない」と思い、日付が変わるまで様子を見るとする。明日に再度リセットしてそれでもダメだったらサポセンに電話してみようと思うし、せっかくなので修理も依頼しようと思う。

EX-F1が登場してかれこれ4年。ハイスピード機種もたくさん出ているが、いまだF1を超えるものが出ていない気がする。RAWで撮れたり動画もフルハイであったりインターフェイスにHDMIを搭載していたりなど、その“いたれりスペック”は発表当時にはかなり画期的だった。そしてこれだけ長く使えているデジカメも少ない。実際にハイスピード分野にしても、一度スペックダウンして最近になって追いついているような気がする。

すなわち4年を経ても、目まぐるしいこの業界にあっても、実質のCASIOフラッグシップかもしれないEX-F1。それでもそろそろ超えるものが出て欲しいと思うのは私だけではないはず。光学系は別次元としても、EX-F1の機能を包括かつGPSも積んで地図アプリも搭載した機種が出てくれたら、それは『買いの一手』[eye-fi対応は忘れないでくださいよ]。コンパクトなタイプで出ても良いし、レンズ交換式ならなお良いのかも知れない。